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私の好きな”商人” [知ってて損は無い雑学?]

私のお金に対する考え方に
大きく影響したエピソードをご紹介します。

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「価格はあなたが決めてください」
 という商人。
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あるサービスを提供している人がいました。


でも、その人のチラシには
何故か?「価格が無い」のです。


「いくら払えばいいんですか?」

と聞いたところ、

「価格は、あなたが決めてください」

という答えが・・・



私は、それを聞き驚いて、

「それでは儲けが少ないとき、
 困るのではないですか?」

と、質問をしてみたのです。


すると、彼はこう答えました。


「満足度はお客様が決めることです。
 私は、それが心地よいのです」

と。


よく、売る為のセールストークで
彼と同じように、価格は決めてくださいと
謳っている広告を見ることがありますが、

その殆どは、売る商品の自信の表れだったり
コピーライティング的な
興味付けに利用する文章である場合が、
多いですよね。


でも、彼の場合、
本当に心から謙虚な気持ちで
お客様に価格を決めてもらっていたのです。


そして、彼の口から出た次の言葉に
私は、心を打たれました。


「なぜなら、お金は、
 お客様の感謝の気持ちですよね。

 満足してくれた分のお金。

 今出せる精一杯のありがとうを頂ければ、
 それが、幾らであろうと凄く気持ちいいんですよ」



もちろん、これは、
彼の仕事が、サービス、という
無形の商品だから出来た事だったのかもしれません。


だけど、それまで、
お金はお金、道具だと思っていた
私の意識が一気に覆されたのです。


『お金は、ありがとう
 という感謝の気持ちである』


彼も、それまでは、
普通にライバルの動向を見ながら
価格設定を頻繁に変えていたそうです。


ですが、ある時、
自分のしたサービスに心から
喜んでくれたお客様との出会いが、
彼のその後を変えたのだそうです。


「これからは、お金ではなく、
 お客様のありがとうを集めて行こう」

と。


彼は、価格競争に追われるのではなく、
お客様も自分も気持ちよく
お付き合いが出来る関係を
作っていきたいと思うようになりました。


「ありがとう、を集めるのだから、
 ありがとうの価格を自分で決める
 わけにはいかないよな。

 だったら、お客様に決めて
 もらうのが一番気持ちいい」

そう考えたのだそうです。


お客様によっては、
自分で金額を決めるなんて出来ないとか、
そんなのは怪しいと躊躇(ちゅうちょ)される方も・・・



でも、彼のその行動が、
営業の「工作」ではなく、

本心からのものだとお客様が
理解をされ出してからは、
依頼の数がどんどん増えてきたのでした。



「ありがとう、という感謝の重みを増やす」


その彼の話は極端な例かもしれません。


ですが、「お金」を集めるのではなく、

「ありがとう」を集めると思えば、

仕事って、凄く楽しくなると思いませんか?



ありがとうを集める為に、
自分に何が出来るのか?

そこだけに集中するのです。


お金持ちとは、
たくさんのありがとうを集めた人。

たくさんの感謝を頂いた人。


幸せでないはずがありません。

仕事とは、ありがとう、
という感謝の気持ちを集めていくもの。


私も忘れずにいたい言葉です。

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