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悲観しててもしょうがない? [生活のワンポイントアドバイス]

日本の現況や、日本の会社のあり方について、
否定的な意見を続けてきましたが、私は、
決して、希望を捨てている訳ではありません。

より良くなる可能性があると感じるからこそ、
苦言を呈しているのです。

これまでの日本社会では、大前提として、
「成長」がありました。

社会が経済的に成長し続ける中で、
人々も物質的欲求を膨らませて、
それが幸せにも直結していました。

ところが、テレビ、洗濯機、冷蔵庫という
「三種の神器」がコモディティ化してしまった今、
物欲の先には本質的な幸せが無いことが、社会で共有されました。

さらに、少子高齢化で、成長しない未来も見えています。

つまり、高度成長期の頃のように、
物質的な欲求をこのまま追求しても、
経済が下降していく中で不幸になってしまうことを
国民は、はっきりと認識しているのです。

このような現況の中で、日本人の心のあり方は大きく変化しています。

私は現在、ビジネスをお教えする場などで、
あらゆる年代の方とコミュニケーションをとっています。

その中で、若い20代の方などは、
「大金を稼ぐ」ことよりも、「社会への貢献」ということに
興味を見出していると感じています。

社会の中には、若者を否定する声が多いですが、
私は、右肩下がりの社会の中で、
未来をどう生きるかという感性を鋭くした結果、
このような価値観に至っているのだと捉えています。

そして、その価値観こそが、日本を救うかもしれないと考えています。

日本は今、成長を多少犠牲にしたとしても、
人の幸せを考える環境にあると思うのです。

つまり、「もっともっと、大きな売上を!」
という意識を、一度手放す必要があるのです。

これまでは、「もっともっと」が社会を発展させましたが、
それが空回りし始めたのが、何よりの証拠です。

また、ITが発達しているからこそ、
「もっともっと」という意識に囚われると、
仕事にもキリが無くなります。

その結果、労働時間は永遠に積み上がり、
心身ともに害していくことになります。

ですから、個人として、会社として、社会として、
何らかの成果に「もっともっと」を求め過ぎず、
心を、命を、しっかり守っていく意識を
大切にしていく時代だと思います。

そして、そういうことを率先してやる会社や個人は、
結果的に周囲から愛され、認められ、発展していくと感じます。

未来が悲観される日本には、実は、大きなチャンスがあります。

資本主義的な文脈から離れていき、新たな次元へと昇華することで、
いずれ世界の中で、新たな社会を創る「主役」になれる可能性が
眠っているのです。

そのためにも、今は、大きな転換期です。

個々人が、これからの日本のあり方を、
真剣に考えて、意見交換すべきではないでしょうか。









あなたのご意見をお聞かせくださいね。


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